☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン
初バクーをどう攻め込むか、最も注目していた。というのも昨年のモナコGPのフリー走行1回目で2位、メキシコGPのフリー走行1回目で1位と、未知のゾーンに瞬く間に切り込む才能を目の当たりにしたから。だが、ここではオイル漏れで実質3周のみ、その3周目に1分50秒485。これはルイス・ハミルトンの計測3周目、1分50秒950にまさり、驚かされた。予選はバルテリ・ボッタスとからみ9位。「(予選3位の)リカルドに並ぶ感触があった」と、くやしがった。ロ―ダウンフォース設定のレッドブルはスーパーソフトでのリヤタイヤ劣化が激しく、2ストップを強いられてミディアムタイヤに交換。それで50周目に総合3位相当タイム(!)を出し「飛ぶようなペースだった」と言う。苦しい戦況にキラリと光った才能。

☆☆☆☆ ニコ・ロズベルグ
ロシアGP完全勝利のときもポールポジションで、ハミルトンは10位。両者まったく同じポジションから2度目の完全勝利。余談になるが、<ケンカ(勝負)の鉄則は相手を見きわめること>──いつ、どこで、自分にかかってくるか、それを頭のどこかに置き、スタートから独走。警戒すべきはセーフティカー出動事態だが、それはなく、中盤に起きたパワーユニット変調にも冷静に対応。現在11戦8勝は大記録だ。

☆☆☆☆☆ セルジオ・ペレス
ラッキー7スタートから、3位表彰台。そう、グリッド7位から昨年ロシアGPも、今年モナコGPも、そしてまた、ここでも。「二度あることは三度」メキシコに、そんな諺があるのか知らないが、激走をやってみせた。結果論ではなく、土曜フリー走行でのクラッシュが、かえって気を引き締め、より一層、集中心を高めたのではないか。チーム・メカニック全員にとって、この3位は勝利に値する。

 

 

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