更新日: 2016.06.25 14:12
“バンザイ・スタート”で魅せたアロンソに高評価:英誌全ドライバー評ヨーロッパGP編
英AUTOSPORTが2016年第8戦ヨーロッパGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回は最高点が9点、最低点が5点。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソも高い評価を受けている。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
今回は最高点9点がふたり、8点が7人のドライバーに与えられた。
■ヨーロッパGP 最高評価のふたりは……
ポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げたメルセデスのニコ・ロズベルグと、3位を獲得したセルジオ・ペレスがこのレースで最高の9点と評価された。
「プラクティスではルイス・ハミルトンには及ばず、予選でもセクター1では彼に近づくことができなかったが、重要な場面で一切ミスを冒さなかった」とロズベルグに関する寸評には記されている。
「ポイントリーダーのロズベルグは、ポールを獲得、そこからレースを支配した。ハミルトンと真っ向勝負になっていた場合、彼を倒せるだけの速さを持っていたかどうかについては議論の余地はあるものの、それは週末の展開上、重要な論点ではない」
フォース・インディアのペレスは、予選で2番手を獲得。ギヤボックス交換によって5グリッド降格されながら、決勝で3位表彰台を手に入れた。
「ペレスは週末を通して速く、予選での仕事は素晴らしかった。だがFP3で愚かなミスを犯し、ギヤボックスが損傷を負い、その結果、グリッドペナルティを受けた。それに関して彼が自身に腹を立てているというのはもっともであり、このクラッシュで1点減点した」
「それ以外は完璧な週末だった。決勝で見事に挽回を図り、3戦中2回目の表彰台に立った。ペレスほどうまくタイヤをマネージできたドライバーはほとんどいない。ファイナルラップでキミ・ライコネンをオーバーテイクし、(ライコネンのペナルティの有無に関係なく)3位を確定させた」
続く8点を与えられたのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテル(2位)、ウイリアムズのバルテリ・ボッタス(6位)、ルノーのケビン・マグヌッセン(14位)、トロロッソのダニール・クビアト(予選7位、決勝はトラブルでリタイア)、ザウバーのフェリペ・ナッセ(12位)、ハースのロマン・グロージャン(13位)、そしてマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています