ルイス・ハミルトンは今シーズンから無線でのコミュニケーションがより厳しく制限される件を受けて、F1ドライバーにとっての状況は「かなり難しくなる」と語っている。

 F1ドライバーは「自力で援助なしに」マシンを走らせなければならないというレギュレーションの適用範囲が拡大され、無線でのやりとりはこれまでよりも厳格化される。メルセデスのトト・ウォルフはこの規定がレース中にドライバーのミスを誘発したり、間違った戦略的判断に繋がると考えている。

 ハミルトンはこの件について「これは大きな変更で、すべての影響に僕自身が賛成するか否かは別として、状況は間違いなく厳しくなると思う。マシンの中で把握すべき様々な手順や出来事はとても多く、よりたくさんのことを覚えている必要がある。それらを覚えていられるような方法を考えなくてはならない。マシンの中やステアリングに紙が貼ってあることがあるけれど、それは文字通りたくさんのことを覚えている必要があるからだ」と述べた。

 さらにハミルトンは、新しいレギュレーションの中には直接パフォーマンスに影響しない項目もあり、賛成できない部分があると言う。

「ペースの改善という点では何のメリットもなく、新しい無線レギュレーションは、あまりにもテクニカルなマシンをただ走らせるためだけのものだ。いくつかの部分はマシンのペースとも観客とも無関係になるので、賛成できない。アイディアとしては良いし、レースをしながら進化していくだろう。初戦はみんなが何らかの形で苦労することになるだろうけれど、できる限り最高の準備をしてきた」

本日のレースクイーン

松田蘭まつだらん
2025年 / オートサロン
AUTOWAY/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る