F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、22人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選ぶ。レース結果だけにとらわれず、3日間コース上のプレーを重視して評価する。

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☆ エステバン・グティエレス
 これまでトラブルに悩まされてきたが、今季ベストの予選11位でロマン・グロージャンに先行。スタートでアンチストール・モードに入り、18番手まで転落するも、そこから挽回。最速ラップ6番手を記録、今季3度目の11位。ハース勢は、もう一歩でダブル入賞だった。

☆☆ キミ・ライコネン
 スパ・フランコルシャンに似た部分があるレッドブルリンクは、下りが得意なベテランに合っているはずだが……中盤ダニエル・リカルドをかわすのに30周以上、2コーナー出口のトラクションが不十分で時間がかかった。終盤マックス・フェルスタッペンを追い込むも、最終ラップ勝負どころでイエローフラッグが出て、アタックできなかった。見せ場がなかった3位に映るが、逆の見方をすれば、レッドブルとのトラクション特性の違いが目立った。

☆☆ カルロス・サインツJr.
 最終スティント42周で、17番手から8位へ。“鋭角ライン”を駆使しながら次々にオーバーテイクを決めていった。2017年の契約が早めに発表され、彼自身すっきりしたのだろう。

☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ
 思い切りが良い判断、予選Q3で真っ先にインターミディエイトからウルトラソフトにチェンジ。まだ濡れた部分が点在するリスキーなコースを、変幻自在な最適ラインワークで攻めて堂々の3位。2010年ブラジルGPにウイリアムズでデビュー18戦目のポースポジション獲得、まさにその再現だ。しかし、繰り上がりでグリッド2位からのレースはタイヤのグレーニングに苦しみ、ブレーキも変調、完走できずに64周で終了。セルジオ・ペレスもトラブルによってクラッシュ、17位。フォース・インディアの4戦連続ダブル入賞は、ならず──。

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