2016年F1第10戦イギリスGPは、7月10日に決勝が行われた。舞台となるシルバーストンは今年で50回目の開催。予選では一度タイムを抹消されながら、2度目のアタックでも最速タイムを出したメルセデスのルイス・ハミルトンが母国で2014年から3連勝、2年連続でポール・トゥ・ウインを達成した。マシンを降りたハミルトンはスタンドのほうへと走り出て、大喜びでファンの声援に応える。

 フリー走行3回目でギヤボックス交換を行ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは5グリッド降格により11番手スタート。クラッシュによりメディカルチェックを受けたザウバーのマーカス・エリクソンはモノコックを交換したためピットスタートとなっていた。レースは、スタート前に降り出した雨により、セーフティカー先導で開始されることが決定。各車ウエットタイヤを装着し、ザウバーも隊列に加わる。

 気温17度、路面温度21度、路面は一部乾いている部分がある微妙なコンディション。黒い雲と青空が混在する、気まぐれなブリティッシュ・ウェザーは波乱の幕開けを予感させた──。

 5周目にセーフティカー退去の知らせが出ると、真っ先にフェラーリ2台を含む数台がインターミディエイトタイヤに履き替えるためピットイン。上位勢では翌周にレッドブルのダニエル・リカルドがピットへ向かう。7周目に、パスカル・ウェーレインが水たまりに足をとられてコースアウト。ここでバーチャル・セーフティカー状態となり、メルセデス2台とマックス・フェルスタッペンがピットへ。全車タイヤ交換を果たすと、ハミルトン、ロズベルグ、フェルスタッペンが順位を維持する一方で、フォース・インディアのセルジオ・ペレスが10番手スタートから4番手に上がりレース巧者ぶりを発揮する。

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