逆に、この日ホンダは予想を上回る出来事も経験した。一度コクピットを降りながら、再び乗り込んでからはチェッカーフラッグが振られるまでテストを続けたバトンからの、パワーユニットに対する評価である。

「今日一番驚いたのは、デプロイが大きく改善されていたことだ。1日を通して安定して働いていたし、ロングランでも機能していた。デプロイが改善されたおかげで、マシンの他の弱点も明確になり、今後はマシンをより早く進化させていくことができるだろう」

 その言葉を、テスト終了後のデブリーフィングで聞いたという中村チーフエンジニアは「だって、さくらの研究所のエンジニアやミルトンキーンズのスタッフが、ここまで必死に頑張ってくれましたから」と思わず微笑んだ。しかし、こうも続けた。

「でも私たちが目指す目標には、実はまだ足りていない部分もある。もう少し改善したパワーユニットをできるだけ早く投入したい」

 初日マクラーレン・ホンダのバトンが記録したベストタイムは11台中、6位。しかし、タイムよりも走破した周回数に1年間の成長を感じた。バルセロナ合同テスト初日に刻んだ84周は、昨年最初のへレス・テスト4日間での合計79周を、すでに超えている。

本日のレースクイーン

朝倉咲彩あさくらさあや
2026年 / スーパーGT
RUNUP CLOVER VELICA
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年9月号 No.1623

    [ SUPER GT 熱闘“再点火”特集 ]
    RE:IGNITION

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円