F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、22人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間コース上のプレーを重視して評価する。ハンガリーGPで五つ星を獲得したドライバーは?

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☆ ジョリオン・パーマー
「今日こそは初入賞を」ピットで見守る、父ジョナサンも緊張。だが48周目、4コーナーで痛恨のスピン、入賞圏から転落にガックリ。フリー走行3回目では10位を得て自信を取り戻し、今年ベストの落ち着いたレース運びを続けていた。父はF2時代から、こういう低中速タイプが得意だった。サスペンション改良などによって戦力を高めていたルノーだけに、あのスピンが惜しまれる。
 
☆☆ バルテリ・ボッタス
 純白カラーのウイリアムズが最近は濁った灰色に見える。コーナリングに輝きがない。たえず修正が必要な挙動は昨年とは別のマシンのよう。予選中、アウトラップでフェリペ・マッサが恥ずかしいクラッシュ。懸命にボッタスが10位を確保、決勝で9位を守った。ダメなときの2点は貴重な“セーブポイント”、直近ライバルのフォース・インディアを退けた。
 
☆☆ ジェンソン・バトン
「エイトマン」バトンは、初日フリー走行から7位フェルナンド・アロンソにぴったり8位で続き、互いに刺激しあって攻めた。ラインワークは、やや違いトラクション重視。これが濡れ乾きに強いバトンの技。予選6位の可能性も大いにあった。それだけにレース中のブレーキトラブル、無線交信ペナルティ、オイル漏れ、唯一のリタイアは耐え難い。同情する。
 
☆☆ ニコ・ロズベルグ
 予選で起きた「ダブルイエローフラッグ問題」、審査委員会が下した無罪の判定は解せない。2本の黄旗振動は「ただちに止まる準備をせよ」という警告である。F1に限らずカートやすべてのカテゴリーで、そう解釈されてきた。セクター2において彼は0.1秒も「減速した」と主張し、自己ベストを記録し、ポールポジションを認められた。これが今後も判例になるとしたら、他のレースにも影響するだろう。彼の2位レースとは別次元の事象だが、いかがなものか。

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