ヒュルケンベルグには、記録に関するこんなユニークな質問が。
「あなたは昨年のメキシコGPから前戦中国GPまで連続して予選で7位を獲得し、なおかつ最近の27グランプリの予選でチームメイトに1回しか負けていませんが、これはあなたが一段階、上のレベルに成長したと考えていいのでしょうか?」
するとヒュルケンベルグは「じつは(7位)を狙っていたんだ。きれいに数字を並べようとね」と冗談を言うも、誰も笑わなかったので、「昨年から、マシンが良くなったんだ。レギュレーションが変わって、ダウンフォースも増えて、アタックしていて楽しいよ」とまじめな回答に変更していた。
ヒュルケンベルグよりも何倍もまじめなマグヌッセンは、絶対に脱線することがないためか、会見の冒頭の代表質問以外で、単独での質問は1つもなかった。ということで、貴重な代表質問でのやりとりを紹介しよう。
「今シーズンは、これまでのどのシーズンよりも開幕から好調ですね?」
するとマグヌッセンは、良いスタートが切れたことには同意しながらも、こうコメントした。
「まだシーズンは長い。これから、僕たちがどれだけマシンを進化させることができるかが重要だ。特にルノーやマクラーレンは僕たちより大きなチームだからね」
あれれ、フォース・インディアとトロロッソ・ホンダはどこへ行ったの? まじめな中にも、本音がちらりと見せてくれたマグヌッセンだった。