チームは先週、パフォーマンスが低迷するFW41のチーフデザイナーを務めていたエド・ウッドが“個人的な理由”により離脱したことを発表した。クビカは、マシンの開発において今後どのようなことが起きるかについては、知らないという。
「僕は、詳しいことに首をつっこむべき人間ではない。ただマシンの最大の弱点がどこにあるかは、正確に分かっている」
「問題点をより理解し、改善し、願わくば完全に解決するためのプロジェクトを始めた。1日や1カ月どころか、もっと時間のかかる問題かもしれないから、忍耐が必要だ」
最後にグランプリに参戦したのが7年以上前だったとはいえ、FP1を走ることは驚くほど普通の気分だったとクビカは言う。

「もちろんグランプリの公式セッションに出られることは素敵なことだけど、これを続けていければ、もっといいね。もっと感情的になるかと思っていた。前に、アブダビで初めてテストに参加したときの方が感情的になったよ。頻繁に乗っているわけではないけれど、自然なことになりつつあるんだ」
クビカが次にFP1での走行を担当するのはオーストリアGPとなり、3回目は最終戦アビダビGPが予定されている。これ以前にも、インシーズンテストでステアリングを握る機会も設けられている。
「マシンのいくつかの領域について理解するための、大きなプログラムがある。これに取り掛かれることが嬉しい。マシンバランスが今日よりも良くなっていることを願うよ。そうでなければ、大変な1日になるからね」とクビカは締めくくった。