自力でマシンから降りたハートレーは、メディカルセンターへ運ばれた後、さらなる検査を受けるため、ヘリコプターで病院に移送。精密検査の結果、肉体的にダメージはないことが判明し、検査後すぐにサーキットに帰ってきた。

「本当に残念。今週末はパワーユニットのいいアップデートがあって、ポイントにチャレンジできるペースがあったからね。僕の体に全然問題はないし、次のレースの準備もできている」(ハートレー)

 これで1台だけになったトロロッソ・ホンダ。19番手からスタートしたガスリーは、ハートレーの事故によって出動していたセーフティカー明けの再スタート後のストレートでフォース・インディアのセルジオ・ペレスやハースのケビン・マグヌッセンをオーバーテイクする素晴らしい走りを披露した。

 入賞まであと1歩という11位までポジションを上げたガスリー。ポイント獲得はならなかったが、レース後は新PUに手応えを感じていた。

「ストレートで複数のクルマをオーバーテイクしたよ。ホンダの努力に感謝したい。あとは不運に見舞われることなく、そのポテンシャルをしっかりと発揮するだけ。次のレースは僕のホームグランプリ。すごく楽しみ!」(ガスリー)

 無得点に終わったものの、新PUを入れたトロロッソ・ホンダにとっては収穫もあった。
「全体的に燃焼が改善され、スタート時にトルクを安定して出せるようになりました。またドライバビリティもさらに向上しているようです。ICEの出力だけでなく、PUの性能が総合的に改善されたことが確認できたことは、シーズンの次のステージに向けて、良い材料です」(田辺TD)

2018年F1第7戦カナダGP ブレンドン・ハートレー

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