フェラーリ勢がそんなやりとりをしていた矢先、ペースの上がらないボッタスが先にピットインに動いた。フロアにダメージを負っていたボッタスは、ダウンフォースを失い空力バランスが変わったことでタイヤ摩耗が進み、バイブレーションも出ていたのだ。

 これでベッテルもピットインを決断する。

FER「BOTがピットインした。だからフリーピットストップができる。我々もピットインしてここから予選(の走り)だ」

 5番手のままコースに戻ったベッテルは、中古のウルトラソフトで猛プッシュ。しかし残り周回数は前のダニエル・リカルドを追いかけるのに充分ではなかった。最終ラップにアタックを行ないセクター1、セクター2とファステストを刻んだものの、セクター3にはランス・ストロールのタイヤバーストとスロー走行のフェルナンド・アロンソによるイエローがまだ残り、ファステスト更新はならなかった。

FER「P5、素晴らしいリカバリーだったよ」

VET「また1コーナーでレースを失ってしまった。前を閉じられて行き場をなくしてしまったんだ。BOTもポジションを守ろうとしたし僕はHAMのすぐ後ろにいたから。みんなゴメン」

 失ったレースは元には戻らない。しかし実質ノンストップの戦略でソフトタイヤの走行だったとは言えハミルトンとのギャップが開いてしまったベッテルは、レッドブル勢と表彰台を争うこともできなかった。1コーナーでの接触以上に、フェラーリとベッテルが抱える問題は大きかったはずだ。

フランスGPはルイス・ハミルトン(メルセデス)がゴリラトロフィーを獲得
フランスGPはルイス・ハミルトン(メルセデス)がゴリラトロフィーを獲得

本日のレースクイーン

武井さらたけいさら
2026年 / スーパーフォーミュラ
DELiGHTWORKS RACING スーパーフォーミュラレースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年7月号 No.1621

    [特集]WRC 2027
    Gr.A時代の熱狂、ふたたび

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで