「フロントサスペンションをすべて交換しただけでなく、セットアップも変えた」というガスリーは、予選が開始するとともに真っ先にコースインしてマシンのフィーリングを確認。
Q1はなんとか15番手で通過したものの、Q1だけで3セットのソフトタイヤを使用していたため、Q2の1回目のアタックはユーズドタイヤとなり、新品タイヤでのアタックは1回だけとなった。
その1回のアタックで「ミスすることなく、マシンが持っているポテンシャルをすべて引き出した」(ガスリー)ものの、Q2は14番手どまり。Q3進出はならなかった。
「ハートレーのトラブルの影響を受けて、ガスリーにとってはぶっつけ本番の予選になりましたが、クルマの感触が良くて、なんとか14番手に入ることができました。ただ、そういった不運がなかったとしても、このサーキットではこれ以上の結果を求めるのは、難しかったと思います」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)
トラブルに見舞われた2日目のトロロッソ・ホンダ。しかし、考え方を変えれば、トラブルが土曜日に出て、しかもドライバーは無事だった。第3戦中国GP以降のトロロッソ・ホンダは日曜日に、2台のどちらか、または2台そろってレース中のアクシデントに見舞われている。日曜日のレースでは悪運を振り払って、2台そろって完走してほしい。
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