そんな思いを抱きつつ、ガスリーはイギリスGP直前の水曜日、チームメイトのブレンドン・ハートレーとともに、ミルトンキーンズにあるホンダF1のヨーロッパ前線基地を訪れた。二人はファクトリーに着くとすぐに、全従業員が待つ社員食堂に向かった。ホンダUKのスタッフと親睦を深め、ドライバーと間近に接することで、彼らのモチベーションをいっそう高めることが目的だった。

 ガスリー自身、レッドブルのリザーブドライバー時代はミルトンキーンズに住み、すぐ近くのレッドブルのファクトリーでシミュレーターを操る日々を送っていた。その頃の想い出話や、今季これまでの戦いなどを、聴き手をそらさない軽妙な口調で話すガスリー。彼がマイクを握っている時には、食堂内は何度も笑いで湧いた。一方のハートレーは、どちらかというと理詰めの語り口だった。パワーユニットの実際の使い方についてのエンジニアからの質問に、真摯に答え続ける。両者の個性の違いが鮮やかに表れて、聴いていて実に興味深かった。

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