■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーフレースエンジニア ジョナサン・エドルズ
チーム全員にとって素晴らしい予選になった。ここにいる全員と、ファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、HRD Sakuraの多大なるサポートに感謝する。
このレースウイークエンドを前に、我々のマシンの特性を考えると、ハンガリーの予選では良い結果を出せるのではないかと思っていたが、6番手と8番手というグリッドを確保できるとは想像もしていなかった。
ドライコンディションのFP3では、予選に向けたドライでのバランスを最適化する作業を進め、その結果に満足していた。完璧なラップはなかったものの、強さはあったので、ドライの予選では少なくとも一台はQ3に進出することができるだろうと確信していた。
しかし予選直前に激しい雨が降り始めた。ドライで優れたパフォーマンスを発揮できると思っていたため、最初はとてもがっかりした。しかし結果的には雨が味方してくれる形になった。チームの全員が素晴らしい仕事をし、明確かつ簡潔にコミュニケーションを図り、正しいタイヤ選択を行い、協力し合って、とてもいい仕事をした。
今日のような難しいコンディションでは、チームワークとコミュニケーションが非常に重要であり、それが結果を左右する。
ドライバーたちはF1ではこのような状況をほとんど経験したことがなかったにもかかわらず、マシンの力を最大に引き出してくれた。Q3では最後の1周で決めるしかない状況だったが、ふたりは全力を尽くしてくれた。チームとしても、セッション終了間際にラインを越えられるよう、ピットでタイミングをはかっており、それがうまくいった。
ガレージ内に2台分のウエット、インター、ドライといったさまざまなタイヤがあふれているなかで、メカニックたちはミスなくピットストップを実行してくれた。彼らにも感謝したい。
明日の天気予報を見るとドライでのレースになりそうだが、金曜に行ったロングランのペースは非常によかった。雨で路面のラバーが洗い流され、気温は非常に高くなりそうなので、面白いレースになるだろう。ポイント獲得を目指していく。