「マシンをどう進化させていけるか、ずっと抱えているいくつかのバランスの問題にどのように取り組んでいくかという点を、探り出そうとしている。結果、簡単な問題ではないが、非常に早いペースで変更を加え続けることになった」と元インディ500勝者のド・フェランは話す。

「両ドライバーにとって、非常に扱いの難しい問題だ。特にフェルナンドのようなドライバーにとってはね。経験だけが彼の特徴ではないが、それが彼を助けている」

 しかしバンドーンは、チームメイトからの評価に慰めを見出すことができるだろう。

「過去のチームメイトを思い出すと、彼らはストフェルよりもだいぶ劣っていた。2014年は毎戦、キミ(・ライコネン)に対してコンマ6から7秒の差をつけていた。いまはそこまでの差はない」と2度のチャンピオン獲得経験をもつアロンソは述べている。

「彼はマシンが難しい状態の、困難な昨シーズンにF1にやってきたのだ。そして今季も同じだ。でも彼は大丈夫だし、マシンが普通にパフォーマンスを発揮するようになれば、すぐにかなり近いところにまでくるだろう」

「彼に言うべきことなど、それほどない。彼の名誉のために言うと、時間をかけて見守ることが必要だ。それかシルバーストン以前のリザルトや、昨年の予選を見てみると良いんだ」とアロンソは続けた。

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