今年のマシンは昨年よりもさらにダウンフォースが増加しているので、ピレリは内圧を上げざるを得ないと判断した。その場合、最もダウンフォースの大きいマシンを基準に内圧を設定するため、今回の内圧変更はダウンフォースが少ないチーム、つまり下位チームにとって不利な決定となり、ドライバーの不満も相対的に下位チームになるほど多かった。

 ピレリが不安を感じている様子は、今回ベルギーGPにコンストラクションを新しくしたプロトタイプを持ち込んでいることからもうかがえる。1チームに4セット(ひとりにつき2セット)配布されたプロトタイプは、コンパウンドはソフトだが、構造が新しくなっている。金曜日のフリー走行のみ使用され、フリー走行2回目のあとに返却。この新しいプロトタイプは次戦イタリアGPにも持ち込まれ、問題がなければ、早ければマレーシアGPから実戦投入されるという。

 シーズン中のコンストラクションの変更は、きわめて異例。今回このプロトタイプの内圧がどれくらいに設定されていたのかは不明だが、もしマレーシアGPからコンストラクションが新しくなったタイヤが投入されるとなると、タイヤのアロケーション(配分)は10月末のメキシコGPまで決定しているだけに、やはりチーム側から不満の声が上がるかもしれない。

 内圧を変更するか、構造を変えるか──どちらにしてもピレリにとっては難しい判断を迫られることになる。

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2026年 / スーパーGT
Moduloスマイル
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで