「明らかに僕たちは何かを見落とした。しかもなぜ、どこで間違いが始まったのかを、まだ自分たちで把握できていないんだ」

「だから僕たちにはやるべきこと、理解すべきことがたくさんある。けれど必要な作業を行えば、問題を乗り越えられると確信しているよ」

 夏以降、ベッテル自身が関わったいくつものミスやアクシデントも、おそらくはチームの技術的問題と相まっていたであろうことを、本人も否定しない。

「技術の問題に加えて、自分もいくつものミスを犯していたことは事実だよ」

「いくつかの出来事があって、どれも僕たちには良い作用をもたらさなかった。だけど、そのなかでも決定的だと思うのは、シーズンの後半からコース上で全力で戦うためのスピードがなくなったということだ。そこに他の出来事が重なって、さらに悪くなったんだと思う」

「全体としてみれば、僕たちはもっと強くなる可能性を持っているはずだ。まだまだ成長し、学んでいく必要がある。だからシーズンオフを通して、僕自身を含めたチーム全員が、多くの要素を再検証していかなければならない」

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