そんな複雑に入り組んだハースの車体製作の中で、唯一100%アメリカ製といえるのがCFD(デジタル流体解析)である。ノースカロナイナ州カナポリスにあるNASCARのスチュワート・ハースレーシングのファクトリーに、その設備は置かれている。

 CFDは風洞実験と並んで、F1マシンの空力開発に欠くことのできないツールである。それがハースの場合は、風洞はイタリア、CFDはアメリカと海を隔てたふたつの場所で別々に行われているのだ。

「それは決して、理想的なことではない」と、CFD開発責任者のチャールズ・ジェンクスは語っている。

「空力エンジニアたちがすぐ傍らにいて、必要な時に言葉をかわせば開発はいっそうスムーズに進むと、いつも感じているからね。しかしもともとCFDはF1参戦以前からアメリカベースで行われていたし、CFDは現在オートマ化を極力進めている。今後は空力開発にかかわる多くの作業は、イタリア側に集約されることになるだろう」

 CFDに関しては、アメリカの大学とも連携しているという。しかしマシン開発、製作の経緯を見る限り、ハースVF18はアメリカよりもヨーロッパにより多くのルーツを持っていると言うべきだろう。

ハースF1

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