ロズベルグは快調に飛ばしてファステストラップを記録しながら、2番手ベッテルとの差を広げていく。一方ハミルトンはボッタス攻略に苦戦し、11周目にようやくオーバーテイク。その後ライコネンが15周目、ベッテルが16周目にピットストップを行った結果、ようやく2番手まで順位を上げるも、その時点でロズベルグに約15秒のギャップを与えてしまう。ちなみにベッテル、ライコネンともにタイヤはスーパーソフトのまま。フェラーリは2回ストップ作戦でメルセデスに対抗する。
トップ4台の後方では、やはり2回ストップ作戦を採るドライバーが次々とピットイン。1ストップ作戦を採ったグロージャンとカルロス・サインツJr.が一時5番手、9番手に浮上する。ひととおりピットストップが終わった17周目にはロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、ライコネン、グロージャン、ボッタス、リカルド、ペレス、サインツJr.、マックス・フェルスタッペンというトップ10となる。
そして、24周目にメルセデスが動く。まずはロズベルグがピットインしてミディアムタイヤに履き替えると、翌周にハミルトンがピットイン。同じくミディアムに履き替えてライコネンの後ろ、4番手でコースに復帰する。
27周目、それまで14番手を走行していたマノーのパスカル・ウェーレインが1コーナーでマシンを止めてリタイアとなる。