「チームとしては良い滑り出しになったね。コースにいたスタッフはみんな満足したと思うよ。だけど、マシンの仕上げで中心的役割を果たしたのはウォーキングの本部にいるスタッフたちだということも、僕たちは忘れるべきではない」
サインツJr.はチームのスタッフ全員を称賛し、マクラーレンに移籍したその日から自分が実際に目にしてきた彼らの能力と専門性の高さを特に強調した。
「マクラーレンがクオリティの高いチームだということは、移籍した最初の日から分かっていた」
「そのことには疑問の余地などなかったし、そもそも合流する前から僕はこのチームをとても信頼していたんだ」
「6年間で速いマシンの作り方を忘れることなんてあり得ない。だけど今の僕たちは、目標とする場所からはまだかなり離れたところにいると思う」
「それでもやはり、僕はマシンのディテールへのこだわり、ステアリング、シートの仕上げなどを自分の目で見られることが好きなんだ。その後ろにはプロフェッショナルな仕事をする人たちがいる。整然と作業するスタッフ、清潔な作業環境、それらはとても素晴らしいことだと思う」
「ただ、繰り返しになるけれど、パフォーマンスの点で僕たちはまだ自分たちの望む場所にたどり着けていないし、そこまでは長い道のりになるだろう」