
同じパワーユニットを積むトロロッソ・ホンダが、C5タイヤでアタックすればルノーやアルファロメオと同等のタイムを記録している。ホンダのRA619Hは信頼性も性能も充分なレベルに達していると言えそうだ。
「まだ全開でプッシュしてはいないけど、今のところとても良いと思うよ。もちろん去年よりもパフォーマンスは向上しているし、信頼性の問題もない。ホンダ・エンジンを積んだトロロッソを見てもものすごく速い。来週のテストでもまだまだやることはあるけど、ひとまず最初の4日間のテストはとても上手くいったと言えると思うよ」
前半4日間のレッドブルは、まだ実力を出し切るどころか出そうともしていない。ただ闇雲にタイムアタックをしてみるのではなく、マシンを完璧な状態に仕上げてからタイムアタックをするつもりだ。
それはロングランデータの正確性にも繋がる。遠回りをしているようで、実は最も近道を行くアプローチだ。メルセデスAMGとレッドブルがタイムシートに目もくれず淡々とテストを続けているのは、そういうことだ。
来週のテスト4日間を終えたときにレッドブル・ホンダがどこにいるのか、非常に楽しみだ。
