ルーキーのアルボンだが、F1タイヤの扱いに関しては大きな問題はないという。
「タイヤに関しては、GP3やF2でピレリで走っていたから、楽になじむことができた。その経験がなければ苦労したかもしれないけれど、ピレリタイヤのことは理解しているから問題ない。つまり、タイヤについて学ぶのは大変ではなかった。グリップが高くて、慣れるのに多少時間がかかったが、ブレーキングとかパワーに関してはF2と大きな違いはないよ」

トロロッソの副テクニカルディレクター、ジョディ・エジントンは、テスト2の初日を振り返り、2019年型マシンについて学習をさらに進めることができたと語っている。
「今日はアレックスが担当し、ロングランなどさまざまなテストメニューをこなした」
「通常どおり、最初はエアロレイクをつけての走行など、空力テストを行い、路面温度と気温が上がってから、全般的なテストプログラムに取り掛かった。大量の貴重なデータを収集できたものの、小さな問題がいくつか発生し、対応に時間がかかったため、いくつかの項目を完了することができなかった。ただ、メカニックたちの努力により、影響を最小限に抑えることができた」
「午後はまずC2タイヤで走り、気温が高い状態でのタイヤの挙動をチェックした。終盤のランで、午前中にやり残した項目をこなすことができたのでよかったと思う」
「パワーユニット(PU/エンジン)に関しては、ホンダはテスト1での作業の続きに取り組み、シャシー側のプログラムへの影響は最小限に抑えてくれた。これは彼らがオフシーズンの間に努力をした成果のひとつだ」
「アレックスは、走行距離を稼ぎ、貴重な経験を積み、それによってチームも2019年型マシンについての理解を深めることができた」
「大量のデータを集めたので、これを解析し、明日以降も前進し続け、メルボルンに向けて着実に準備をしていきたい」