マルドナドはF1参戦を断念した理由、ルノーとの契約終了の経緯、今後のプランといったことについては何も触れていないが、マネージャーを務めるニコラ・トッドは、ルノーとの友好的な話し合いの末に契約解除が決まったと語った。
「契約について細かいことを話すわけにはいかないが、ルノーとは友好的な形で契約を終了した。彼らに対し悪感情はない。彼らは非常に公平に振る舞った」とトッドが語ったとロイターが伝えている。
マルドナドは今季マノーのレースシートを狙うのではなく、来季彼にふさわしいシートを確保してF1に復帰することを目指すとトッドは述べている。
「今年F1で走れるという具体的な可能性はないと思う。2017年に復帰することを目指す」
「マノーは選択肢として考えられない。マノーに敬意は払うが、ウイリアムズとロータスで5年間走ったパストールにとってそこで走ることは何ら意味をなさない」
マノーは2015年コンストラクターズ選手権最下位の10位だったが、今年はメルセデスのパワーユニットを搭載することもあり、多数のドライバー候補が集まっている。有力候補のひとりであると考えられていたマグヌッセンのルノー行きが確実になったため、今季レギュラーは、2015年DTMチャンピオンでメルセデスF1チームのリザーブドライバーも務めたパスカル・ウェーレイン、インドネシア政府が支援するリオ・ハリアント、昨年レースドライバーを務めたウィル・スティーブンス、ロベルト・メリ、アレクサンダー・ロッシの中から選ばれるものと推測されている。
