上位勢を含め、序盤から多くのマシンがグリップ不足でコースオフするなか、王者メルセデス勢は順調にタイムシートのトップをキープ。新しいフロンウイングなどアップデートパーツをいくつか持ち込んできた彼らは、それぞれセットアップを変更して臨んだ2回目の走行で、ハミルトンが直前にベストタイムを更新したチームメイトをさらにコンマ5秒上回る1分39秒033を記録。3、4番手につけたフェラーリ2台には1秒以上のギャップを築く好調な滑り出しをみせた。
タイムが拮抗した5番手以降は、ザウバーの新人フェリペ・ナッセがレッドブル2台を上回るタイムをマーク。開幕から2戦連続でポイントを獲得しているトロロッソのカルロス・サインツJr.が8番手につけ、ウイリアムズ2台が9、10番手となった。
初のF1セッションとなったロータスのパーマーは15番手。注目のマクラーレン・ホンダは、セッション終盤を前に一度フェルナンド・アロンソがマシンを降りるシーンもみられたが、その後は再走を果たし20周を走行。トップから3.1秒差の17番手となった。
一方、もう一台のMP4-30を駆るジェンソン・バトンはザウバーのマーカス・エリクソンを上回る1分41秒845というタイムで13番手につけている。