2016年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはサスペンショントラブルのため本来のタイムを出すことができず、22位に終わった。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=22位
 最初のラップでターン1に差し掛かったころからすでに、何かが起きていた。ターン2からターン5を抜けていくあたりで、マシンがいつもと違うと感じた。今のところ、何が起きたのか正確には分かっていない。最初はフロントに問題があると思ったが、リヤの(アンチロール)バーが壊れたように感じた。FP3では何も変な感じはしなかったんだけどね。

 それで僕としてはピットに戻ろうと思ったけれど、チーム全体でステイアウトすることに決めて、最終的にはピットに入った。何の望みもなかったからだ。十分な速さはなかったし、残り3、4分では問題を解決することもできなかった。

 明日は長いレースになるだろう。セーフティカーが何度も出動するはずだ。僕らは少なくとも新品タイヤを持っているし、理想的な状況でないのは確かだとしても、いいレースをすることはできると思う。

(フェラーリは、もっと早くピットインさせて修理することを考えるべきだったのではという問いに対して答え)アウトラップにリヤサスペンションの一部が壊れた。3輪で走ったけど、うまくいくわけないよね。(いずれにしても時間内に)修復できないとチームは知っていたので、次のラップを走った。直してもう一度出て、タイムを更新してQ2に進むことが無理なのは、はっきりしていた。それで、2周目を走った後、ピットに戻ることに決めた。

 めったにないトラブルだ。でも2台に起きなくてよかった。でも僕としてはすごく残念だ。マシンにはフロントロウをつかめるだけの力があったと思うからね。

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