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F1 ニュース

投稿日: 2016.09.26 11:01

ジョナサン・パーマーのMSV社、シルバーストン買収に向けて交渉開始

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F1 | ジョナサン・パーマーのMSV社、シルバーストン買収に向けて交渉開始

 英AUTOSPORTによると、ジョナサン・パーマーが経営するモータースポーツ・ビジョン(MSV)社が、シルバーストン・サーキットの買収に向けて正式なオファーを行ったようだ。

 現在MSVは、イギリス国内でブランズハッチ、オウルトンパーク、キャドウェルパーク、スネッタートン、ベッドフォード・オートドロームの5つのサーキットを所有し、運営している。

 イギリスレーシングドライバーズクラブ(BRDC)のジョン・グラント会長は、ジャガー・ランドローバー(JLR)への売却交渉が暗礁に乗り上げた後、8月に入ってからパーマーと接触したようだ。JLRの独占的交渉期間(別の候補者からオファーを受け、交渉を行うことを禁じた期間)は、7月に期限切れとなっていた。

 今年4月には、スポーツカーメーカーのジネッタのオーナー、ローレンス・トムリンソンが、JLRへの売却に関するBRDCメンバーの投票が行われる直前に、また別のオファーを行った。その時点では、まだJLRとの独占的交渉期間内だったため、BRDCがトムリンソンと交渉を行うことはできなかったが、トムリンソンのオファーはJLRの出した条件よりもずっとシルバーストン側に有利だったと言われ、投票でJLRへの売却を支持したメンバーは全体の54%にすぎなかった。

 しかし、消息筋によると、BRDCとしてはトムリンソンへの売却にはあまり積極的ではないという。
 そうした経緯もあって、サーキット経営については十分な経験がある元F1ドライバー、パーマーの正式なオファーに対し、BRDCは前向きに話し合いを始めたものと見られている。パーマーは、息子で現役F1ドライバーのジョリオン、その弟のウィルと共にBRDCの会員でもあるが、いわゆる利益相反はないようだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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