後方のふたりに続いて15周目にピットインしたロズベルグは、一旦5秒程度まで縮まった2番手ベッテルとの差を再び拡げていき、レース中盤もトップをキープ。一方、このスティントでもベッテルを抜きあぐねる3番手ハミルトンは、32周目にピットインすると今度はハードタイヤをチョイス。

 一旦5番手までポジションを下げるも、ハミルトンは新品のハードタイヤで猛チャージを開始し、4番手を走るキミ・ライコネンに続いて、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスを相次いでオーバーテイク。2番手を争うベッテルには3秒近く速いペースでその差を詰めていった。

 40周目、ベッテルはこの日最後となる2度目のピットストップを行うと、残り1回のストップを残すハミルトンの約13秒後方、4番手でコースに復帰する。しかし、一向にペースを落とさないハミルトンは周回ごとにベッテルとの差を拡大、苦手とするハードタイヤでペースの上がらないベッテルに対し十分なマージンを稼ぎ出すことに成功すると、51周目に24秒のリードを持って3回目のピットストップを敢行、狙い通り2番手復帰を果たした。

 首位のロズベルグは後続の争いを尻目に最後まで安定したペースで走行を続け、2ストップ戦略を遂行。最終スティントでミディアムを履いたハミルトンが終盤ロズベルグ追走を図るも、最大20秒のリードをうまくコントロールしたロズベルグは、そのままトップでチェッカーを受け、うれしい今シーズン初優勝を決めた。

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