しかしアロンソとの関係解消という報道を、マクラーレンのCEOザック・ブラウンはすぐさま否定した。
「(この報道は)フェイクニュースだ」とブラウンはAP通信の記者ジェンナ・フライヤーに対してコメントした。
「我々は現在も、フェルナンドと強固な契約上の関係を結んでいる」
続いてジェンナ・フライヤーは、マクラーレンの最新の声明を伝えた。そのなかでマクラーレンは、現時点ではアロンソとともに今後インディ500に参戦するかどうかは決まっていないと認めた。
「(マクラーレンとアロンソの)関係は何ひとつ変わっていない。マクラーレンとフェルナンドは継続的な契約上の関係を結んでおり、フェルナンドは今もマクラーレンのアンバサダーである」とマクラーレンの声明には記されている。
「現時点では、インディ500への再挑戦に関し、マクラーレンあるいはフェルナンドは結論を出していない」
両者はともに2019年のインディアナポリス500に挑戦。しかし、アンドレッティ・オートスポートと提携した2017年とは異なり、今年のマクラーレンは自チームでインディ500参戦を目指し、その結果、準備不足によりさまざまなミスが発生し、予選通過に失敗。アロンソは決勝に出場する33台のマシンに加わることはできなかった。
アロンソはトヨタとともにWECで2度目のル・マン24時間での優勝を果たし、世界タイトルを獲得したが、2018/19年シーズンをもってチームから離脱。今後のレース活動については現時点では不明だが、トヨタとダカール・ラリーに参戦するのではないかとの噂もある。