全く同じパワーユニットを使うレッドブルがあれだけの速さを見せて優勝したのに対し、自分たちは最後方に沈んでしまった。それは間違いなく車体とそれを走らせるチーム力の差だった。

「そうだね、ホンダが勝ったことは素晴らしいことだし僕らにとっても力強いことだよ。優れた車体があれば僕らだって勝てるということなんだからね。コーナーで僕らに何が足りていないのか、それをしっかりと理解しなければならないね」

 フランスGP、オーストリアGPと立て続けに低調な週末を過ごしてしまったトロロッソは、その理由をしっかりと分析し改めて問題点を見つめ直す必要があるとクビアトは語る。

「僕らはあらゆるエリアにおいて少しばかり性能が限られている状態だ。高速域でも、コーナーでも、そしてパワーでもね。だから一度しっかりと腰を落ち着けて分析し、そういう状況下で全てを(コンペティティブなレベルでバランスを取り)ひとつにまとめ上げるためには自分たちに何ができるのかを見つめ直す必要があるだろう」

「バルセロナ(スペイン)のようなサーキットでは速かったし、モントリオール(カナダ)ですらコンスタントにポイント争いができていたのにこの2戦でそれができなかったんだから、その理由をしっかりと解析する必要があるよ」

2019年F1第9戦オーストリアGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第9戦オーストリアGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 マシンバランスが悪く、マシン本来の速さを使い切れなかったのが低迷の理由だったという。極めてタイトな中団グループのなかで、コンマ数秒でも実力を発揮しきれないことは大きな後退を意味する。

 逆に言えば、その問題点さえ解決できれば、トロロッソは再び入賞圏で戦えるはずだ。レッドブルの躍進を見れば、トロロッソにも充分にチャンスがあることは明らかだ。

 シーズン中盤戦から後半戦をしっかりと戦うために、トロロッソにとってはここが正念場になりそうだ。

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