一方、3番手を走るライコネンは26周目に1回目のピットインを行ったが、直後の27周目にヘアピンの立ち上がりで痛恨のスピン! すると、それを見たウイリアムズ陣営はすぐさまボッタスをピットに呼び込み、3番手を奪うことに成功。逆にポジションを失ったライコネンは40周目に2回目となるピットストップを行い、スーパーソフトを履いて終盤の逆転にかける作戦を選んだ。

 レースはその後も先頭のハミルトンが2番手ロズベルグを従え、3番手を走るボッタスには30秒以上のギャップを築く隙のないレースを展開。結局、燃費レースでもロズベルグを上回る走りをみせたハミルトンがそのままトップチェッカーを受け、今季4回目となるポール・トゥ・ウインを達成した。

 注目の3位争いは、終盤ライコネンの追い上げを凌ぎ切ったボッタスのものとなり、ウイリアムズは今季初となる表彰台を獲得した。

 5位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。トラブルによる予選Q1敗退とグリッド降格ペナルティで18番手からスタートしたベッテルは、序盤から積極的な走りでポジションを挽回。あわや接触という場面もうまく切り抜け、2ストップ戦略でチームメイトの後ろ、5位でフィニッシュした。

 6位にフェリペ・マッサ。7位にはパストール・マルドナドが入った。ただ、ロータスは終盤まで5番手を走行していたロマン・グロージャンがマノーのウィル・スティーブンスと不用意に絡んでしまい、ペナルティを受けて10位でフィニッシュ。またしても貴重なポイントを取りこぼしている。

 なお、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが47周、ジェンソン・バトンも57周目にガレージインし、2台揃ってリタイアに終わった。

本日のレースクイーン

新谷桐子しんたにとうこ
2025年 / スーパー耐久
apr Victoria
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円