ワークス体制を敷くルノーで、ジョリオン・パーマーのチームメイトとして2016年を戦えることは、とても大きなチャンスだと考えている。
「これは、とんでもなく貴重なことだ。二度目のチャンスを与えられるドライバーは多くない。僕は、めったにないセカンドチャンスをつかみ、しかもトップチームと契約することができた。どんなに幸せな気分か、とても伝えきれないよ。クルマに乗り込むのが待ちきれない」
マグヌッセンとルノーの契約が正式に結ばれたのは、発表会の前日だったという。両者は昨年からコンタクトをとっていたが、話し合いが加速したのは今年の1月だ。
「ルノー関係者とは昨年から話をしていたが、まずロータス・チームを引き継ぐことが第一だったから、なかなか話が進まなかった。今年に入ってから、また連絡をとりはじめた。実際に契約するまでは、ずいぶん長く感じたし、うまくいかないと思うこともあった」
マグヌッセンは今季に向けて、ポルシェのLMP1やメルセデスのDTMマシンをテストしている。
「いくつかの選択肢があった。F1以外のレースカーをドライブできたことは、すばらしい経験だったよ。DTMもLMP1も最高だった。でも、F1に復帰することが、僕にとっては一番のゴールだったんだ」
マグヌッセンは今週の金曜日にシート合わせを行い、ルノーとともに新たなスタートを切ることになる。