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F1 ニュース

投稿日: 2019.10.08 18:57
更新日: 2019.10.09 12:49

ライバル2強に挑むレッドブル・ホンダ。勝負のカギはパワーが重要なセクター2攻略。雨がらみになれば番狂わせも【今宮純のF1日本GP鈴鹿プレビュー】

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F1 | ライバル2強に挑むレッドブル・ホンダ。勝負のカギはパワーが重要なセクター2攻略。雨がらみになれば番狂わせも【今宮純のF1日本GP鈴鹿プレビュー】
2018年F1日本GP マックス・フェルスタッペン
2018年F1日本GP マックス・フェルスタッペン

 焦点をしぼりこむなら2コーナーになるだろう。フェルスタペンはレッドブルRB15シャシーのクイック反応とホンダPUのレスポンス特性を求め、そこを起点にセクター1のS字からデグナーまで7コーナーを“一筆書き”で行きたい。このセクターでどこまで2強に挑めるかにかかっている。ヘアピン立ち上がりからのセクター2は昔からパワー勝負、ホンダPU回生パワーにかかるエリアとなる。昨年フェラーリを抑え予選3番手のフェルスタッペンは、この後半2セクターでルノーPUが応えてくれないのを知った。それをいまホンダ側に要求するのは明らか、金曜から徹底したスペック4のキャリブレーション作業が進められる。

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはロシアGP後も今週明けまでイギリスに居てようやく帰国。「鈴鹿でどこまでいけるか、最善を尽くすしかありませんね」と言うくらい、すべての準備に没頭してきた。詳細なレッドブルとホンダの“鈴鹿作戦”は機密であり語らずとも、彼から最善を尽くすという文言をじかに聞いたのは長年のつきあい(F1~インディ)で初めてのことだ。ホンダメンバー総員の健闘を祈る――。

 ここまで書いてきたら、今週の天気予報は雨がらみ確率が高まってきた。18年FP3ではハミルトン、17年FP2もハミルトンがトップ、ウエットセッションに強い彼とメルセデスチームだが分からくなってきた。

 金・土曜フリー走行が雨がらみになったあと、日曜決勝が一転して青空になったとき、「鈴鹿・日本GP伝説」はいくつも生まれている。

※編集部注:10月8日19:00時点の鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の天気予報は、以下の通り。
 今後の台風の状況によって変わる可能性があります。

・10月11日(金)曇のち雨 降水確率:60%
・10月12日(土)曇時々雨 降水確率:70%
・10月13日(日)曇一時雨 降水確率:60%


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