ワーウィックは不首尾に終わってしまったものの買収のオファーとBRDCへの支援を申し出てくれたことでパーマーを賞賛している。
「典型的なジョナサンの流儀で、彼の入札はとてもプロフェッショナルなものだった。彼には限界があったし、実現させるために幾らまでオファーできるかも心得ていた」と、ワーウィックは語る。
「ジョナサンはいい奴さ。彼はこう言ってくれた。もし彼の条件が十分でなかったとしても、我々がどのような選択をしようが役員会を支援してくれるとね。彼はメンバーの一員だ」
BRDCは以前のジャガー・ランドローバー(JLR)の入札については進めることができなかったものの、今年初めの臨時総会では過半数の54%がJLRの条件に賛成しており、JLRはまだ買い手候補として見込みがあるといえる。
「我々はまたJLRと話をしているが、今回は全く違う状況下にある」と、ワーウィックは言う。
「3カ月前にあった条件とは別物だ。3カ月前、彼らはサーキットの外側の土地を賃貸に出してブランドセンターや十代向けの安全運転スクール、オフロードコースの運営といったようなことをやろうとしていた」
「この内容を検討したが、双方ともこのプランはうまくいかないだろうと判断した。我々のクラブには合わないとね」
「そういうわけで我々は振り出しに戻って、今はJLRに貸せる土地があるかどうかを交渉している。今度は違う方向から検討しているということだ」
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