じつはフェルスタッペンがレース審議委員会に呼び出される午後3時25分より前に、フェルスタッペンがレース審議委員会を敵に回してしまうような事件が発生していた。それは予選後のFIA会見だ。ここで黄旗が出されたにも関わらず、自己ベストを更新したことについて、フェルスタッペンは以下のような舌戦を記者たちと繰り広げてしまった。
記者:ボッタスのクラッシュしていたのは確認していたのか。そしてアクセルは戻したのか?
フェルスタッペン:そこにいたよ。
記者:アクセルは戻したのか?
フェルスタッペン:あんまりかな。
記者:なぜアクセルを戻さなかったのか?
フェルスタッペン:そんなに重要なこと?
記者:FIAが調査すると思いますよ。
フェルスタッペン:取り消せばいい。2番目のタイムも十分速いんだから。
記者:安全性の観点から、あなたは自分がやったことに対して心配はしていなんですか?
フェルスタッペン:安全性?僕はF1マシンを運転している。しかも、それは予選だ。行くしかないんだ。それで、もしレース審議委員会が僕のベストタイムを削除するのなら、やればいい。
2016年の2本黄旗振動のロズベルグが無罪で、今回の1本黄旗のフェルスタッペンがベストタイム抹消ではなく、3番手降格というレース審議委員会の裁定には若干の疑問が残るものの、今回の予選でフェルスタッペンが言ってはいけないことを口にしたことだけは、間違いない。
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