新システムの完全撤廃に反対だというフォース・インディアのチーム副代表ボブ・ファーンリーは、Q1とQ2ではうまく機能していたため、もう少し時間をかけてシステムを検証すべきであると主張した。

「過剰反応だと思うね」とファーンリー。
「予選(システム)を変えた理由のひとつは決勝(を面白くすること)でもあった。だから決勝まで戦ってみて(十分検証して)からでなければ、決定は下せない」

「我々は(システムを元に戻す方に)賛成票は投じなかった」
「基本的には(システムを戻すことに)断固反対であり、時間をかけて検証すべきだという意見だということは知ってほしかった」
「タイヤ、予選、そういったすべてが決勝に影響するのだ。もう少し様子をみるべきだ」

 ファーンリーは、新予選システムを完全に撤廃することに何が何でも反対という姿勢をとるつもりはなく、元に戻すことがF1全体の利益であるなら、周囲の意見に従うと述べている。しかしQ1とQ2でうまくいったことを無視してQ3だけを見て判断を下すべきではないと主張している。

「Q1とQ2であれほどたくさんのクルマが走り続けたのは久しぶりのことだ。なぜQ3だけに目を向けるのか? Q2は去年よりよかったといってもいいぐらいだ。どのマシンもスーパーソフトで全力でプッシュし、ミスを犯すマシンもあり、プレッシャーが高まって緊迫した状況になっていた」
「なぜいい部分を見ずにマイナス面ばかり探し回るようなことをするのか?」

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