10周目にはレッドブル勢と9位ロマン・グロージャンがピットに飛び込んでハードタイヤに交換。11周目にはグロージャンに反応してヒュルケンベルグがピットイン、そして12周目には首位ロズベルグと2位ベッテル、ペレスとライコネンがピットイン、13周目にハミルトンがピットインを済ませてバトル中のライコネンとペレスの前で戻りピットストップで2台抜きに成功。

 さらに14周目の西ストレートではリカルド、15周目にはノンストップで引っ張るバルテリ・ボッタスまで捕まえて4位まで浮上した。

 これで上位はロズベルグ、フェルスタッペン、ベッテル順。そこから13秒離れて4位ハミルトン、リカルド、ライコネン、フォース・インディア勢の順となる。

 後方では大混戦となり、シケインの入口でカルロス・サインツJr.と交錯したエステバン・グティエレスが「何やってるんだ!完全に僕をブロックした!」とスピンを喫して縁石でマシンにダメージを負った。グロージャンもノンストップで引っ張るジョリオン・パーマーに引っかかり、パーマーには「ターン1のディフェンスは動くのは1回のみにしてくれ」とレースコントロールから警告を受ける。

 後続では15位フェリペ・ナッセを先頭にアロンソ、サインツ、グティエレス、バトンの大渋滞となるが、25周目にヘアピンで大きくロックしたナッセが「ハードにフラットスポットを作ってしまった!」とピットに飛び込んだ。アロンソは「ここでプッシュしろ」と指示されるが「プッシュしたいけど、どのタイヤでプッシュしろっていうんだ?」と呆れる。

 26周目にライコネンがピットインし2度目のタイヤ交換をすると、28周目にはフェルスタッペンが反応。さらに29周目にはロズベルグがピットインしてフェルスタッペンの5秒前でコースに戻った。一方3位争いのハミルトンは33周目まで引っ張ってピットインし、猛プッシュ。翌周ピットインしたベッテルをアンダーカットすることに成功した。コース上での逆転を期してソフトタイヤを履いたベッテルだが追い抜くまでには至らず、「逃げていく。彼はストレートで逃げていくよ」と嘆く。

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