レースが終盤に差し掛かると「バカげている! 何秒もロスしているんだ」「鈴鹿では高速で前のクルマについて走ることなんてできないんだ!」というベッテルなど大勢のドライバーが青旗について不満を訴えた。ライコネンも「カモーン!彼らは深刻なくらい遅いんだ!」と訴える。フェルスタッペンには「青旗の状況を改善すべく努力している」とエンジニアが伝えるが「冗談だろ!?」と状況は改善されていないと反論する。

 45周目、フェルスタッペンの背後にはハミルトンが1秒差まで迫り「フロントタイヤの温度が下がっている。以前のペースを取り戻すために少しプッシュしてくれ」と指示が飛ぶ。首位ロズベルグには「フェルスタッペンとはまだ5秒差だが後ろにルイスが迫っているので彼はプッシュしている」と状況が伝えられた。

 ロズベルグは「フロントタイヤの温度がワーキングレンジの下限になっている、気をつけろ」と言われながらも危なげなく53周を走り切って鈴鹿初制覇。2台の2位争いは最後まで続いたが、52周目の最終ケインで仕掛けたハミルトンはブレーキングが間に合わずオーバーシュート。結局最後までオーバーテイクにまでは至らず、フェルスタッペンが2位のままフィニッシュしてハミルトンは3位に終わった。

 これでメルセデスAMGは3年連続となるコンストラクターズタイトルが決定。ロズベルグは「みんな、素晴らしい週末だったよ。コンストラクターズタイトルおめでとう!」と無線で祝福した。

 ベッテルはソフトタイヤを最後まで保たせて4位、ライコネンは周回遅れに抑え込まれて苦戦しながらもリカルドを寄せつけず5位でフィニッシュした。トップ3チームの後ろではフォース・インディア勢が最終スティントにミディアムを履く戦略で7位・8位を確保。その後ろにはウイリアムズ勢が1ストップ作戦で9位・10位で、スタート直後にフォース・インディアにブロックされてポジションを下げたグロージャンは0.9秒差で及ばず11位に終わった。

 マクラーレン・ホンダ勢は決勝でもペースが振るわず、アロンソは1ストップ作戦のマーカス・エリクソンと15位を争ったものの追い抜きには至らず16位。バトンは最後尾グリッドからハードタイヤでスタートしたが結局ソフト、ソフトと繋ぐ2ストップ作戦で18位でフィニッシュするのがやっとだった。

本日のレースクイーン

Aiあい
2026年 / スーパーGT
WedsSport Racing Gals
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで