ヒュルケンベルグ「ボッタスに対するオーバーテイクが今日のハイライト」:Fインディア F1日本GP日曜
2016年F1日本決勝で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは8位、セルジオ・ペレスは7位だった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=8位
自分のレースにとても満足している。7位も可能だったかもしれないけど、結局は土曜の予選が完璧ではなかったことの代償を、そこで払わされたのだと思う。1周目でかなり順位を上げることができたとはいえ、トップ10の後ろの方からのスタートになると、どうしても周囲が混み合っていてタイムを失うことになるからね。
バルテリ(・ボッタス)に対するオーバーテイクは、今日の僕のレースのハイライトだった。あの周に入った時にも彼をパスするつもりで迫っていったのに、最終コーナーの脱出があまり良くなくて、ターン1で抜ききれなかった。だから、僕は自分に言ったんだ。「ここで抜けないのなら、シケインで抜いてやる!」ってね。ホイール・トゥ・ホイールの際どいバトルだったけど、うまく成功させることができたよ。
今日はチームの2台がポイント圏内でフィニッシュすることが重要だった。でも、選手権争いは最終戦までもつれ込みそうだから、この後のひとつひとつのレースと、着実なポイントの積み重ねが勝負を左右することになる。どうやら(コンストラクターズ選手権の争いは)面白い勝負になりそうだし、僕らにとってはやりがいのあるチャレンジだ。
セルジオ・ペレス 決勝=7位
今日はレースをエンジョイできた。レース中の判断もすべて正しかったと思う。スタートは面白かったね。クリーンな競り合いをしながらターン1へ入って行ったら、いつの間にか3番手になっていたんだ。僕はそのポジションを守るためにベストを尽くしたけど、自分より速いクルマを抑え続けるのは難しいとわかっていたので、合理的に考えて相手を選んでバトルをする必要があった。
僕のクルマはかなり速かったし、2ストップの戦略は間違いなく正しいものだった。ウイリアムズ勢は僕らとは違う(1ストップの)戦略を採っていて、こっちは彼らをコース上で抜く必要があった。でも、幸運なことに、あまり時間をかけずに彼らをオーバーテイクすることができたよ。
予定のピットストップを終えた後のレース終盤は、とにかくタイヤをいたわり、トラブルに巻き込まれないように走るだけだった。今日のレースで、僕らはまた貴重なポイントを稼ぐことができた。シーズンの残り4レースでも、これと同じような成績を残し続ける必要がある。