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F1 ニュース

投稿日: 2020.03.19 21:11
更新日: 2020.03.19 21:19

英国人ライターによる2020年F1カレンダー予想:開幕はフランス? 17戦を6月末から12月半ばに開催か

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F1 | 英国人ライターによる2020年F1カレンダー予想:開幕はフランス? 17戦を6月末から12月半ばに開催か

 フランスGPが“開幕戦”になると想定すると、それ以前に開催される予定だったグランプリを7月以降に組み込まなければならなくなる。9戦すべては困難だろうが、いくつかをカレンダーに復帰させることは可能だと思う。

 まず、延期不可能なグランプリはどこなのかを見ていこう。オーストラリアは、サーキットの設置に非常に時間がかかる。おそらく今年中に開催するのは不可能であると思われる。ベトナムは今年初めてのグランプリであり、スケジュールを変更して行うのはリスクが高い。

 カナダは天候の関係で夏に開催する必要があるので、予定変更は無理だろう。スペインは今年1年の契約であり、もし2021年の開催が確約されれば、中止を受け入れるのではないだろうか。

 バクーはストリートサーキットであり、パーマネントコースほど柔軟な対応はできないため、急なスケジュール変更は難しい。そういった理由でこの5戦は中止されると予想する。

 サマーブレイクが春に移動されたため、8月にグランプリを開催することが可能になった。ハンガリー(7月31日~8月2日)の後にモナコ、オランダを組み込むことができるかもしれない。それによってオランダ、ベルギー(8月28~30日)、イタリア(9月4~6日)が3週連続開催となってしまうかもしれないが、地理的に考えて、ロジスティクス面で大きな問題はなさそうだ。

2019年F1第14戦イタリアGP シャルル・ルクレール優勝に熱狂するフェラーリファンたち
2019年F1第14戦イタリアGP シャルル・ルクレール優勝に熱狂するフェラーリファンたち

 シンガポールからブラジルまでのフライアウェイには日程変更はないだろう。しかし最終戦アブダビは12月半ばに移動され、ブラジルとの間に中国、バーレーンを組み込むのがよいのではなかろうか。

 まとめると、私の予測では、2020年F1シーズンには17戦が開催され、開幕戦は6月28日のフランス、最終戦は12月13日のアブダビとなり、夏に3連戦が組み込まれる。もしかすると、モナコが開催できずに16戦になり、3連戦はなくなるかもしれない。

 より過密なスケジュールが組まれるため、グランプリは2デー開催になるかもしれない。土曜にプラクティスと予選、日曜に決勝を行うという案について、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウンは言及している。

 史上最多22戦が開催されるはずだったシーズンが予定より短いものになるのは間違いない。今年は未曽有の出来事に見舞われた。他のスポーツ同様、2021年にはF1が通常どおりのシーズンを送れることを祈る。

■2020年F1カレンダー予想(3月18日時点)

Round Date Grand Prix
1 6月28日 フランス
2 7月5日 オーストリア
3 7月19日 イギリス
4 8月2日 ハンガリー
5 8月9日 モナコ
6 8月23日 オランダ
7 8月30日 ベルギー
8 9月6日 イタリア
9 9月20日 シンガポール
10 9月27日 ロシア
11 10月11日 日本
12 10月25日 アメリカ
13 11月1日 メキシコ
14 11月15日 ブラジル
15 11月22日 中国
16 12月6日 バーレーン
17 12月13日 アブダビ

■著者:クリス・メッドランド。イギリス出身のF1ジャーナリスト。ESPN、Crash.net、F1iなどを経て、現在RACERと契約。formula1.comでの仕事も行っている。


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