世界のほとんどの国がそうであるように、カナダ政府も人口密集度の高い中心地へのウイルス拡大を遅らせるために、移動と集会に厳しい制限を設けている。

 モントリオールでは、すべての必要不可欠ではない事業を少なくとも4月13日まで停止することが求められている。つまり、もしサーキットがコース整備の開始を望んだとしても、この制限に反することなく整備を行うことはできない。

「現在のところ、コースではいかなる作業もできない。レースを運営する私のチームは、先週から10日ほど自宅で仕事をしている」

 モナコではグランプリ開催のために広範な準備が必要であるため、すでに開催中止が決まっている。現在新型コロナウイルスによるシャットダウンの影響を受けている他のレースにはオランダとベトナムが含まれているが、これらレースは今年後半に日程変更される可能性が残っている。

 デュモンティエも、最終的にカナダGPの延期が必要と判断されたとしても、後に開催予定が決まると期待を抱いている。

「これまでのところ候補日はないが、F1は懸命に日程調整を行わなければならなくなるだろう。カナダGPは中止にはならずに、チェイス・キャリー(F1のCEO)が望む新たに組まれたスケジュールに移されるはずだ」

「現在のF1カレンダーのことを忘れなければならない。各国は日程を変更するだろうし、我々はある程度譲歩や調整を行わなければならない」

 しかしながらデュモンティエは、カナダの厳しい秋と冬の天候は確実に阻害要因になるだろうことを指摘した。

「我々は、10月中旬より後にレースを開催することは不可能だと考えている。11月のモントリオールでカナダGPを開催することはできない。開催できるのはその数カ月前になる。具体的には、夏の終わりか秋の初め頃だ」

 これまでの歴史を振り返ると、最初のカナダGPは1978年10月8日にモントリオールで開催された。その後のレースは9月下旬に開催されている。しかし1982年からカナダGPは6月中旬に開催日程が変えられ、コンディションは観客とドライバー双方にとってより快適なものになっている。

2019年F1第7戦カナダGP 1位のボードを入れ替え抗議するセバスチャン・ベッテル
2019年F1第7戦カナダGP 1位のボードを入れ替え抗議するセバスチャン・ベッテル

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2026年 / スーパーGT
Moduloスマイル
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで