ここで重要になるのが、世界中で新型コロナウイルスによる制限が解除された後に、最終的にF1がいつシーズンを始めることができるのかということだ。

 サーキットに観客を入れずにレースを開催することは、ひとつの案として提案されており、第2戦として開催が予定されていたバーレーンGPでは無観客レースでの開催が決まっていた。

 しかしながらブラウンは、「どうやって人々をそこへ連れて行くのか? どうやって彼らを守るのか? どうやって彼らを安全にするのか? 誰をパドックに入れるのか?」と無観客レースでさえも新たな疑問が生まれると説明した。ブラウンは、レースの開催に向けて実行可能な方法を見つけるためにも、モータースポーツ担当マネージングディレクターであるロス・ブラウンを信頼しているという。

「ロスと彼のチームが実行できないようなカレンダーを思いつくことはないだろう」

「我々は、最初のレースの4〜5週間前にファクトリーに戻る必要がある。それにスペアパーツなどを運ばなければならない。しかし我々が同じような地域にいる限り、おそらくそれも実行可能だろう」

 またブラウンは、最終的には天候がレースを制限する要因になるかもしれないと話した。一部の地域では、厳しい秋と冬の気候が原因で2020年の後半にレースを開催することが難しいようだ。

「シンガポールGPのようなレースは、現在の位置から移動させることは非常に難しいだろう。スケジュールを見てみると、少し変な時期にいくつかレースをすることになるだろうが、天候の観点からはまだ大丈夫だろう」

2019年F1最終戦アブダビGP
2019年F1最終戦アブダビGP ザク・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO/右)とロス・ブラウン(モータースポーツ担当マネージングディレクター/左)

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