マクラーレン・グループが、命綱となる1億5000万ポンド(約198億8000万円)の資金融資をバーレーン国立銀行から受けることが決まった。財政立て直しを図っているグループにとって、これで若干の時間的猶予が得られたこととなる。
マクラーレンF1チームを傘下に持つ同グループは、新型コロナウイルス危機による自動車販売の減少もあって、このところ財政状況の悪化が著しく、バーレーンの政府系投資ファンドである『マムタラカト』、マンスール・オジェ、カナダの実業家マイケル・ラティフィといった主要な株主たちが、難局を乗り切るための現金調達に追われる事態となっていた。