レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2016.03.27 13:45
更新日: 2016.03.29 12:00

ライコネン観察日記・第2回「奇妙な経験だったけど、やるしかない」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | ライコネン観察日記・第2回「奇妙な経験だったけど、やるしかない」

 個性の強いF1ドライバーのなかでも唯一無二の存在感を放つ、キミ・ライコネン。彼の「番記者」であるフィンランド人ジャーナリストのヘイキ・クルタ氏が見た、ライコネンの姿を綴ります。第2回は、いろいろあった2016年シーズン開幕戦の現場より。

ライコネン観察日記・第1回はF1速報WEBで無料公開中!!

・・・・・・・・

どうやら、勝てるチャンスはありそうだ

 どうやらキミ・ライコネンは、まず不運に見舞われてからでないと、幸運には恵まれない星の下に生まれている。2016年シーズンの開幕戦も、そうだった。キミは新車のフェラーリで好成績をあげるかと思われたが、結局はチャンスを奪われた。またしても、だ。

「自分なりにベストは尽くした。時には、こういうこともあるさ。まだエンジンは回っていたけど、突然パワーを失ってレースをあきらめるしかなかった」

 アルバートパークのポディウムに上がったメルセデスのふたりとチームメイトのセバスチャン・ベッテルを眺めながら、キミはため息まじりに言った。だが、彼の表情はひどく落ち込んでいるようには見えない。何が起きようと感情のバランスを保てるのが、アイスマンと呼ばれるゆえんだ。

 プレシーズンテストの段階から、キミは新車SF16-Hのパフォーマンスに勇気づけられていた。

「なかなか出来の良い、しっかりしたクルマであることは確かだ。昨年よりパフォーマンスのレベルが高いことも明らかだった。ただテストの時点ではメルセデスと比べて、どのくらい速いのかはわからなかったんだ。ここへ来て、それもだいぶ見えてきた。予選は、いつもと違う状況になって本来の力を出し切れなかったけど、レースでは優勝を争えることが証明された。それだけにフィニッシュできなかったのが残念だね」

こちらはF1速報webプレミアム会員限定のコラムとなります。続きはF1速報有料サイト
でご覧ください。

開幕に向けて、2.5kgほど絞り込んだアイスマン
バーレーンには息子ロビンくんも登場予定


関連のニュース

本日のレースクイーン

AUTOBACS/大阪オートメッセ2024
一之瀬優香(いちのせゆうか)

F1 Photo Ranking

フォトランキング