第2戦シュタイアーマルクGPを終えたときには、レッドブル側のスタッフもまたドライバーも、RB16は低速コーナーが速いマシンだと勘違いしていたため、メルセデスに追いつくためには高速コーナーとストレートスピードを改善させる必要があるということを異口同音に唱え、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)にも改善の余地があるかのような発言をしていたが、ハンガリーGPでそれは完全に消えた。

 さらにハンガリーGPで車体側に問題があることが判明した後も、ホンダがそのことを指摘したり、批判しなかった。それはパートナーを批判しても物事が前進しないことを、ホンダはこれまでの経験で身に染みてわかっていたからだ。

 ホンダのパワーユニットが、今年の第3戦ハンガリーGPで昨年以上にパワフルになっていたことは、昨年のレースではタイヤを履き替えて終盤に追い上げてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)にフェルスタッペンはオーバーテイクされたが、今年は同じように追い上げてきたメルセデスのバルテリ・ボッタスに、最後までオーバーテイクを許さなかったことでもわかる。

 最後の数周、テール・トゥ・ノーズの戦いを行なっていたフェルスタッペンにホンダはエキストラパワーの使用を許可していた。

 ハンガリーGPでレッドブルの首脳陣からホンダ側に対して。こんなお願いがあったという。
「いまは(RB16の)パフォーマンス不足を少しでもホンダのパワーで補ってほしい」

 ホンダはそれを黙って受け入れた。

辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
■ホンダF1辛口コラム 第3戦ハンガリーGP:わずか3戦でメルセデスに降参せざるをえない状況

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