●クラッシュよりも希望大/アレクサンダー・アルボン

 レッドブル・ホンダ陣営は開幕からの3連戦は特にリヤ周りの不安定な挙動に悩まされてきた。だがイギリスGPを前に開発したアップデート部品、さらにアルボンの新任エンジニア、そしてアルボン自身のコラボレーションが功を奏したか、FP2では2番手タイムをマークした。

 FP2ではストウコーナーで大きなクラッシュを喫したが「良いことがたくさんあった」と語るようにマシンへの自信を口にしている。パワーユニットへの影響もなかったようなので、まずは予選、どんな走りを見せるのか注目だ。

●ヒュルケンベルグ、いざ初表彰台へ

 昨シーズン終了をもってルノーのシートを喪失しF1を後にしたニコ・ヒュルケンベルグ。だが思いがけないチャンスが舞い込み、ペレスの代打として古巣フォース・インディア、現レーシングポイントからF1に舞い戻った。

 動線上には数少ないほぼすべてのメディアが、その姿を捉えようと集まったのではないか?

 これまでヒュルケンベルグはF1キャリアで表彰台をまだ獲得したことがない。今シーズン、圧倒的な速さを誇るマシンを手に入れたこのラウンドは、渇望したあの場所に手がとどく大チャンスといえよう。

 そんなヒュルケンベルグがFP1から習熟走行を開始。ピットアウトはさすがに慎重だ。

 走り出したヒュルケンベルグから早速無線が飛ぶ。

「ちょっと一休みしてもいいかな? 右のお尻がしびれてきたよ」

 代走が急遽決まったこともあり、普段ステアリングを握るペレスの体型に合わせたシートでは、出走回数179回を誇るベテランでも適応するのに手こずっている様子だ。

 情報をまとめると、次戦の70周年記念GPにも参戦が濃厚となっており、この2レースで何としても結果を残したいところだ。

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