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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.03 00:07
更新日: 2020.08.03 00:39

最終周でバーストしながらハミルトンが劇的チェッカー。フェルスタッペンが迫るもわずかに届かず【決勝レポート/F1イギリスGP】

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F1 | 最終周でバーストしながらハミルトンが劇的チェッカー。フェルスタッペンが迫るもわずかに届かず【決勝レポート/F1イギリスGP】

 レースは19周目に再開。ここでもルクレールがやや出遅れて後方には渋滞ができるが、そのなかでノリスはターン6でリカルドのインを突きターン7でアウトからパスして7番手へ。さらにターン9へ向けてサインツにも並びかけていくがここは一旦譲る。フェルスタッペンは無理にメルセデスAMG勢についていこうとせず、0.7〜0.8秒ほど遅いペースで単独走行に入っていく。

 首位ハミルトンと2番手ボッタスはファステストラップを記録し合い1秒のギャップで走行を続ける。しかし23周目あたりからボッタスはペースが徐々に低下し、2台のギャップは2秒以上に広がっていった。ボッタスのペースは5秒後方のフェルスタッペンと同等となる。しかしボッタスは28周目にファステストラップを記録して再び1.5秒差に追い付いた。

 30周目、アルボンがピットインしてマグヌッセンとの接触に対する5秒加算ペナルティを消化しつつミディアムタイヤに交換。まだステイアウトのグロージャンはマクラーレン勢に対して際どいブロックを繰り返したため、警告の黒白旗が振られることとなった。セーフティカー出動を待っていたグロージャンだったがその狙いは当たらず。リカルドにも抜かれ36周目にようやくピットインするが、発進に手間取りタイムロスを喫して最下位17番手まで後退してしまった。

 右フロントタイヤの内側にブリスターが発生しているボッタスはバイブレーションに苦しんでおり、ハミルトンは40周目にファステストラップを記録してギャップを2.7秒にまで広げる。フェルスタッペンはメルセデスAMG勢と戦うことは考えず、後方のルクレールとのギャップだけを見て走行しボッタスの10秒後方。それでも41周目にファステストラップを記録しメルセデスAMG勢の10秒後方に控える。

 46周目にはタイヤのデグラデーションが進んだストロールをオコンがターン6でパスして8番手へ。さらにガスリーも49周目のメインストレートでストロールを捕らえて9番手へ。5番手サインツはバイブレーションに苦しみ、背後にはノリス、リカルドが迫る。ライコネンはマゴッツで縁石の振動のためかフロントウイング左側を壊しスロー走行でピットへ戻る。

 50周目のターン3ではボッタスが左フロントタイヤをパンクさせ、スロー走行でピットに戻ることを余儀なくされ、12番手まで後退してしまう。これを見て2番手に浮上したフェルスタッペンはすかさずピットインしソフトタイヤに履き替えて最終ラップにアタックへ。

 51周目にはサインツが同じ問題に見舞われ、さらにはハミルトンまでもが最終ラップのターン9でパンク。しかしピットインしたフェルスタッペンとは30秒差があり、5.856秒差でなんとか首位を守りきってトップでチェッカーを受け、今季2勝目。

 フェルスタッペンはファステストラップ狙いでピットインしたがために優勝を逃してしまったものの、2位でフィニッシュし1分27秒097のファステストラップを記録した。3位はルクレール、4位リカルド、5位のリス、6位オコン、7位ガスリー、8位アルボン、9位ストロール。10位にボッタスを抑え切ったベッテルという結果になった。


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