●隔離生活の過ごし方/セルジオ・ペレス
新型コロナウィルスの陽性反応が出てしまったレーシングポイントのセルジオ・ペレス。幸いにも無症状とのことだが行動は制限されてしまう。
そんな中でもペレスは自重で可能なフィジカルトレーニングを中心に、いつでもF1へ復帰できるよう準備を整えている。
●レーシングポイントに裁定下る
ピンクメルセデスこと今シーズンのレーシングポイントのマシンRP20に対し、今シーズンから自チームでの設計が義務付けられているブレーキダクトの形状がメルセデスの昨年型マシンW10のそれを模倣したのではないか、とルノーはシュタイアーマルクGP、ハンガリーGP、イギリスGPにおいて異議申し立てを行っていた。
そして日本時間の8月7日18時、FP1が始まる1時間前に衝撃のニュースがもたらされる。
FIAは調査の結果、スチュワードはブレーキダクトの設計プロセスが規則違反と裁定を下し、レーシングポイントは第2戦シュタイアーマルクGPから獲得したコンストラクターズランキングポイント累計15点を無効とし、さらに40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科したのだ。
第一報を報じたF1ジャーナリスト、クリス・ミッドランドのツイートは瞬く間に拡散された。
Also comes with a €400,000 fine. Stewards say the penalty for Styrian GP is proportionate for the violation of the design process, meaning just a reprimand is sufficient for Hungary and Silverstone #F1 https://t.co/jnLw0BukrN
— Chris Medland (@ChrisMedlandF1) August 7, 2020
BREAKING: The FIA have upheld Renault's protest against Racing Point's car
The FIA have handed the team a €400,000 fine and a 15-point penalty#F1 pic.twitter.com/tW2Kr1C4j0
— Formula 1 (@F1) August 7, 2020
一方でスチュワードは、ブレーキダクトの設計プロセスに違法性を認めるも、技術的には合法であると判断され、レースでの使用を認める声明を同時に発していた。
FP2終了後、この裁定に対しルノーに加えマクラーレンとフェラーリはこの裁定に上訴する姿勢を示している。違法性が認められたブレーキダクトを使用してこのレースに出場できるのは不公平ではないか、と言った意見が上がっているようだ。
ピンクメルセデス論争は長期戦の様相を呈してきた。
BREAKING: Ferrari are set to appeal Friday's FIA Stewards' decision regarding Racing Point
#F1 pic.twitter.com/xKkVKTjZP0
— Formula 1 (@F1) August 7, 2020