●タイヤを労わりつつ攻めのレース展開に。終盤には水分補給最高責任者の一幕も

 ハードタイヤでスタートしたフェルスタッペンは52周レースの半分となる26周まで引っ張り、新品のミディアムタイヤへ交換する。迅速なピット作業でフェルスタッペンをコースに送り出したレッドブル・ホンダ陣営だったが、メルセデスのバルテリ・ボッタスに先行許してまう。

 ここからフェルスタッペンが猛チャージをかけすぐさまボッタスの前に躍り出た。

 しかし予想以上に性能劣化が激しく31周目を終えたところでハードタイヤへの交換を決断。首位争いをするボッタスも同時にピットインする。”いつも通り”の素晴らしいピットワークでボッタスに先行を許さずコースへ復帰した。

 レース中、フェルスタッペンに向けてピットからタイヤを労わるように指示が飛ぶも、「メイト、これはメルセデスに近づく唯一のチャンスなんだ。おばあちゃんのように座っているつもりはないよ!」と勝利への執念をたぎらせる。

 第4戦から(?)チームの水分補給最高責任者に就任したフェルスタッペン。ファイナルラップの「レース中に水分補給はしているかい? それと手汗にまみれた手をきちんと消毒しておくように」という無線には誰もが耳を疑ったことだろう。それだけ心身ともに余裕があったことがうかがえる。

◾️今シーズン初、攻めの戦略で勝ち取った最高の瞬間

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