F1第6戦スペインGPでは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがパワーユニット(PU)を交換した。ただし、普段あまり見ないパターンだった。通常、パワーユニットを交換する場合、ICE(エンジン)、TC(ターボ)、MGU-Hのエンジン本体部分を交換する場合は、まとめて交換する場合が多い。前戦70周年記念グランプリでレッドブル・ホンダの2台がパワーユニット交換したときも、そうだった。
ところが、今回のアルボンはTC、MGU-Hを交換。つまり、ICEだけ交換しなかったわけだ。
その理由をホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは次のように説明する。