F1で10年以上レースが行われていないサーキットでグランプリが開催されるのは、2018年のフランスGPのポール・リカール以来だ。さらにそれが一度もレースをしたことがないサーキットでのグランプリ開催となると、2016年にヨーロッパGPという名で開催されたアゼルバイジャンのバクーがそうだった。
こういうグランプリで重要となるのが、いかに週末をスムーズに過ごすかということだ。F1には3回のフリー走行があるが、それぞれやらなければならないことは決められていて、ドライバーやチームにとっては“3回もある”ではなく、“3回しかない”というのが正直な感想だ。